XM アラート機能設定方法は、忙しいトレーダーが相場のチャンスを逃さないための強力な武器です。常にチャートを見続けるのは現実的ではありませんが、アラートをうまく設定しておけば、「自分が見たい価格」に到達した瞬間に通知を受け取れます。結果として、ムダなエントリーや機会損失を減らし、効率的なトレードが可能になります。
この記事では、XMでのアラート機能の設定手順から、実践的な活用法、注意点までを丁寧に解説します。MT4/MT5を利用している方はもちろん、「まだアラートを使ったことがない」という初心者の方にもわかりやすい内容です。
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XMで使えるアラート機能の種類を押さえよう
XMでは主に、以下の2つの形でアラート機能を活用できます。
1. MT4/MT5の価格アラート（PC版）
・指定した価格に達したらポップアップや音で通知
・条件に応じて再作動・自動削除などの設定が可能
2. メール・プッシュ通知連携（スマホへの通知）
・MT4/MT5からメール通知
・MT4/MT5＋スマホアプリ（MT4/MT5）でプッシュ通知
XMの取引プラットフォーム自体（会員ページ）に「アラート専用画面」があるわけではなく、MT4/MT5の機能を使ってアラートを設定するというイメージです。
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XM アラート機能設定方法（PC版MT4/MT5での基本手順）
まずは最も基本となる、PC版MT4/MT5での価格アラート設定方法を解説します。XMの口座をMT4/MT5にログイン済みであることを前提とします。
1. アラートタブを表示する
1. MT4/MT5を起動
2. 画面下部の「ターミナル」または「ツールボックス」を表示
– メニューの「表示」→「ターミナル（MT4）」
– または「表示」→「ツールボックス（MT5）」
3. ターミナル内のタブから「アラート」タブを選択
ここが、作成したアラートの一覧と管理画面になります。
2. 新規アラートを作成する
1. 「アラート」タブ内で右クリック
2. 「新規（新規アラート）」を選択
すると、アラート設定用の小ウィンドウが開き、各種条件を入力できるようになります。
3. アラート条件を細かく設定する
新規アラートウィンドウでは、以下の項目を設定します。（MT4の例。MT5もほぼ同様）
– アラートタイプ（条件）
– Bid（売値） / Ask（買値）
– `Bid ≧ 指定価格` / `Bid ≦ 指定価格` など
「どの価格がどの条件になったら鳴らすか」を決める部分です。
– シンボル（通貨ペア）
– 例：EURUSD、USDJPY、XAUUSDなど
監視したい通貨ペア・銘柄を選びます。
– 条件（Condition）
– `Bid >`、`Bid `、`Ask <` など
指定した価格を上抜けしたら通知するのか、下抜けしたら通知するのかを選びます。
– 値（Value）
– アラートを鳴らしたい価格を入力
例：USDJPYの145.000、XAUUSDの2300.00 など
– アクション（動作）
– サウンド
– ファイル実行
– メール送信（メール設定が必要）
一般的にはサウンド通知がおすすめです。
– 有効期限（Expiration）
– いつまでこのアラート条件を有効にするかを設定
– デイトレであれば当日限り、スイングなら数日〜数週間にするなど
– 最大回数や間隔（MT5など）
– 何回鳴らすか
– どのくらいの間隔で鳴らすか
設定が終わったら「OK」をクリックすると、アラートが有効になります。
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チャート上から直感的にアラートを設定する方法
よりスピーディーにアラートを仕掛けたい場合は、チャート上での設定が便利です。
1. チャート上で右クリックしてアラートを作成
1. アラートをかけたい通貨ペアのチャートを表示
2. 「このあたりの価格で通知がほしい」という位置で右クリック
3. 「取引」→「アラート（またはアラーム作成）」を選択
すると、その時点の価格を自動的に読み込んだアラート設定画面が出てきます。そこから価格を微調整すれば、素早くアラートを作成できます。
2. 価格ラインをドラッグして価格調整（MT5など）
MT5では、チャート上に作られたアラートラインをドラッグして価格を変更することができます。
– アラートラインをクリック
– 上下にドラッグして任意の価格まで移動
– 離すと、その位置が新しいアラート価格として反映
チャートを見ながら「このレジスタンスラインを越えたら通知」など、テクニカルレベルに合わせた細かい設定がしやすくなります。
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スマホで通知を受け取るための準備（メール・プッシュ通知）
PCがついていないときにもアラートを受け取りたい場合、スマホ連携がカギになります。大きく分けて以下の2パターンです。
1. メール通知 → スマホのメールアプリで確認
2. プッシュ通知 → スマホ版MT4/MT5アプリに直接通知
メール通知の基本設定（PC側）
1. MT4/MT5の「ツール」→「オプション」を開く
2. 「メール」タブを選択
3. SMTPサーバー、ログイン情報、送信元・送信先メールアドレスを入力
4. 「有効にする」にチェック
5. テストボタンで正常に送れるか確認
この設定をしておけば、アラートのアクションで「メール送信」を選択した際に、指定メール宛に通知が飛ぶようになります。
プッシュ通知設定（スマホ+PC）
1. スマホにMT4/MT5アプリをインストール
2. アプリ内の「設定」→「メッセージ」などから「MetaQuotes ID」を確認
3. PCのMT4/MT5側で「ツール」→「オプション」→「通知」タブを開く
4. 「プッシュ通知を有効にする」にチェック
5. スマホアプリのMetaQuotes IDを入力
6. テスト送信で届くか確認
これで、PC版MT4/MT5のアラート発動時に、スマホアプリへプッシュ通知を届けることができます。
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XM アラート機能設定方法を活かす実践テクニック
ただアラートを「なんとなく」設定するだけでは、通知が多すぎて逆に疲れてしまうこともあります。ここでは、トレードスタイル別の実践的なアラート活用テクを紹介します。
1. レジスタンス・サポート付近にアラートを置く
– 日足・4時間足などで明確な高値・安値を確認
– その少し手前やブレイクポイントにアラートを設定
– レジスタンス手前 → 逆張り候補
– ブレイク後 → 順張り候補
例：USDJPYが直近高値145.000なら
– 144.800到達で「そろそろ高値接近」のアラート
– 145.050到達で「高値ブレイク」のアラート
このように「準備用アラート」と「エントリー検討用アラート」を分けておくと、慌てずにシナリオ通りの判断がしやすくなります。
2. 指標発表後の変動を狙うためのアラート
重要経済指標の前後はボラティリティが高くなりますが、指標発表直後に無理に飛び込むと損切りに振り回されやすくなります。
そこで、
– 「指標後に価格がここまで戻ったらエントリーを検討」というレベルにアラートを置く
– 具体的には、
– 事前に想定している押し目・戻り売りの価格帯
– ボラティリティが落ち着いたタイミングの価格水準
これにより、重要指標の「荒れた瞬間」ではなく、「落ち着いてきたチャンスゾーン」で入りやすくなります。
3. 損切り・利確候補の価格にもアラート設定
ポジション保有中は、損切りや利確ラインに近づいているかが気になりますが、ずっとチャートを見続ける必要はありません。
– 損切りライン付近にアラート → 損切りの前に再検討する
– 利確ライン手前にアラート → 利確・トレーリングストップの調整を行う
特にスイングトレードでは、数日〜数週間ポジションを保有することもあるため、アラートを使って「節目のタイミングだけ確認する」スタイルが有効です。
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アラート設定の際に注意したいポイント
便利な一方で、アラートの使い方を誤ると「通知疲れ」や「判断ミス」を招きかねません。以下の注意点も押さえておきましょう。
1. アラートを多用しすぎない
– 1つの通貨ペアに対して、アラートが乱立すると常に音が鳴る状態に
– 結果として、冷静な判断よりも「アラートが鳴ったから」というだけでポジションを持ってしまいがち
目安として、1つの銘柄に対する同時アラートは2〜4個程度に絞るとよいでしょう。
2. 価格だけでなく「シナリオ」とセットで使う
アラートはあくまで「価格が条件に達したことを知らせる合図」です。
– どのような相場状況で
– どの時間足の流れに沿って
– どのパターンが出ていたらエントリーするのか
といった「シナリオ」を事前に決めておき、「シナリオをチェックするタイミングを知らせるもの」としてアラートを位置づけると、感情に流されにくくなります。
3. 約定価格とアラート価格のズレに注意
急な値動きがある場面では、
– アラートが鳴る価格と
– 実際に約定できる価格
に差が出ることがあります。
特にスプレッドが広がりやすい指標発表時や、週明けの窓開けなどでは、アラートはあくまで「目安」として認識しておきましょう。
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XM初心者がアラート機能を使いこなすためのステップ
これからXMでアラート機能を使い始める方には、次のようなステップで慣れていくことをおすすめします。
ステップ1：デモ口座で操作に慣れる
– まずはXMのデモ口座＋MT4/MT5でアラートを試す
– サウンドタイプや回数、メール・プッシュ通知が正常に届くかを確認
– 実際のトレードとは切り離して、純粋に「ツールの操作」に慣れる
ステップ2：メインで監視する1〜2銘柄にだけアラート設定
– 最もよくトレードする通貨ペア（例：USDJPY、EURUSDなど）に絞る
– その日の重要なレジサポや節目価格にのみアラート
– 通知頻度が適度かどうかを体感で調整
ステップ3：トレードノートに「アラート利用記録」を残す
– どの価格に、どんな意図でアラートを置いたのか
– アラート後のエントリー・ノーエントリーの判断
– 結果的にその判断が正しかったかどうか
これを記録しておくことで、自分にとって最適な「アラートの使い方」が明確になり、無駄な通知やミスを徐々に減らせます。
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まとめ：アラートは「自動監視パートナー」として使う
XMの取引で安定して成果を出していくには、
– 常にチャートに張り付くのではなく
– 重要な局面を逃さない仕組みを作る
ことが重要です。そのための中核となるのが、この記事で解説してきたXM アラート機能設定方法です。
ポイントを整理すると、
– MT4/MT5のアラート機能で価格通知を設定できる
– PC版からチャート上やアラートタブで直感的に作成可能
– メール・プッシュ通知を設定すれば、スマホでもチャンスを逃さない
– レジサポ、指標後の戻り、損切り・利確ラインなどにアラートを活用
– 通知過多を避け、シナリオとセットで運用することが大切
「チャートを見ていない時間の質」を高められれば、トレードのストレスが減り、判断の精度も上がります。まずはデモや小さなロットで、あなたのスタイルに合ったアラート運用を試してみてください。
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