XM 気配値表示に通貨ペアがない時の必見対処法 を知っておくと、いざという場面で焦らずにすぐ取引を再開できます。XMではMT4・MT5の「気配値表示」ウィンドウから通貨ペアやCFD銘柄を選んでチャート表示や発注を行いますが、ある日突然「いつも使っている通貨ペアが消えた」「新しく取引したい銘柄が見つからない」ということがよくあります。
この記事では、その原因と具体的な対処法を、PC版・スマホアプリ版(iPhone/Android)それぞれに分けて詳しく解説します。XM初心者の方はもちろん、すでに取引経験がある方でも「え、そういう理由だったの?」と思うポイントがあるはずです。
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1. XMで通貨ペアが表示されない主な原因
まずは、気配値表示に通貨ペアが出てこない「よくある原因」から整理しておきましょう。原因が分かれば、対処は意外なほどシンプルです。
よくある原因一覧
– 気配値表示が「一部の銘柄だけ」表示する設定になっている
– カテゴリ(FX通貨ペア、株価指数、エネルギーなど)を切り替えていない
– 口座タイプと銘柄の組み合わせが合っていない
– そもそも別のサーバー・別口座にログインしている
– 取引時間外・休場で「気配」が止まっていると勘違いしている
– 銘柄が廃止・変更されている(シンボル名変更など)
それぞれ順に見ていきます。
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2. PC版MT4/MT5で通貨ペアが消えた時の基本チェック
XMの取引プラットフォームは、PC版のMT4・MT5でも基本的な操作は共通です。まずはもっとも多い「表示設定が絞られているだけ」のパターンを確認しましょう。
2-1. 「すべて表示」で非表示の銘柄を一括表示
気配値表示に通貨ペアがない時の必見対処法の中でも、まず試すべきなのが「すべて表示」機能です。
手順(MT4 / MT5 共通)
1. 画面左側の「気配値表示」ウィンドウを開く
– 表示されていない場合は、上部メニュー
「表示」→「気配値表示」をクリック(もしくはキーボードで `Ctrl + M`)
2. 気配値表示ウィンドウ内で右クリック
3. 表示されたメニューから
「すべて表示(すべて表示する)」 をクリック
これで、そのサーバー・口座で利用可能なすべての銘柄がリストアップされます。
多くの場合、これだけで「消えたと思っていた通貨ペア」が戻ってきます。
2-2. カテゴリ(シンボルグループ)を開いていない
MT5では、銘柄が「フォルダ(グループ)」で分類されています。
FX通貨ペア、株価指数、コモディティ、仮想通貨CFDなどがグループごとに分かれており、フォルダを開いていないと中の銘柄が見えません。
MT5での確認方法
1. 気配値表示ウィンドウ内で右クリック
2. 「シンボル」または「銘柄」をクリック
3. シンボルリストの画面で、
– FX Majors / FX Minors / FX Exotics
– Cash Indices、Commodities、Crypto など
複数のグループが表示される
4. 取引したいカテゴリの「+」アイコンをクリックして展開
5. 目的の通貨ペア(シンボル)の横の「×」「灰色アイコン」をクリックして
黄色やチェックマークに変える(=有効にする)
その後、気配値表示に戻ると、選んだ銘柄が追加されています。
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3. 口座タイプ・サーバーの違いで表示銘柄が変わる
XMでは、口座タイプやサーバーによって扱う銘柄が異なります。
この違いを知らないと、「同じXMなのに、この口座だとこの通貨ペアがない」と混乱しがちです。
3-1. 口座タイプごとの表示違い
XMの代表的な口座タイプは以下の通りです。
– マイクロ口座
– スタンダード口座
– XM Zero(ゼロ口座)
– KIWAMI極口座 など
それぞれスプレッド・レバレッジ・最小ロット・取扱銘柄が微妙に違います。
たとえば、Zero口座ではスプレッドの狭い主要通貨ペアが中心で、マイクロ/スタンダードではより多くのCFD銘柄を扱っている、などの差があります。
確認ポイント
– 今ログインしている口座はどのタイプか
– 「この通貨ペアは、そもそもその口座タイプで提供されているか」
疑問がある場合は、XM公式サイトの「取引商品」一覧、もしくはマイページ(会員ページ)から各口座タイプの仕様を確認しましょう。
3-2. 別口座・別サーバーにログインしていないか
意外と多いのが、別の口座・サーバーにログインしているために銘柄一覧が違うというケースです。
– デモ口座とリアル口座を行き来している
– 複数口座を開設していて、別の口座に入っている
– XMTrading-Real 〇〇 など、サーバー名が複数ある
確認方法
1. MT4/MT5画面右下の接続ステータス部分にマウスカーソルを載せる
2. ポップアップで表示される
– ログインID
– サーバー名
– 接続状態
を確認する
3. 上部メニューの「ファイル」→「取引口座にログイン」から、
正しい口座番号とサーバーを選び直す
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4. 取引時間外・休場による「表示されていないと勘違い」
通貨ペア自体は存在しているのに、「動いていない=ない」と誤解するパターンもあります。
4-1. FX主要通貨の取引時間
FXの主要通貨ペア(EURUSD、USDJPY など)は、
基本的に月曜早朝〜土曜早朝までほぼ24時間取引可能です(サーバー時間基準)。
ただし、
– 週末(土曜〜月曜早朝)は完全にクローズ
– メンテナンス時間帯
などはレートの更新が止まります。
気配値表示には残り続けますが、
「値が止まっているから消えたと思った」というケースが意外とあります。
4-2. CFD銘柄は市場ごとの時間に依存
株価指数(JP225、US30 など)や貴金属、エネルギー、株式CFDなどは、それぞれの市場の取引時間に依存します。
市場が休みの時間帯はレート配信が止まり、スプレッド表示のみ・あるいは「–」表示になることもあります。
– XM公式サイト →「取引時間」ページで、銘柄ごとの取引時間を確認
– 日本の祝日・海外の祝日による影響も考慮する
「レートが動いていない=その銘柄がない」という誤解を避けるため、取引時間は一度確認しておくと安心です。
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5. スマホアプリ版XM(MT4/MT5)での通貨ペア表示方法
XMのスマホアプリ(MT4/MT5公式アプリ)でも、「気配値」タブに通貨ペアが表示されないことがあります。
ここではiPhone / Android 共通の基本操作を紹介します。
5-1. iPhone版 MT4/MT5 での銘柄追加方法
1. アプリ起動後、画面下の「気配値」タブをタップ
2. 右上の「+」アイコンをタップ
3. カテゴリ一覧(Forex、Indices、Commodities など)が表示されるので、
取引したいカテゴリをタップ
4. 追加したい通貨ペア・銘柄の「+」をタップすると、
気配値の一覧に追加される
もし目的の通貨ペアが見当たらない場合は、
– カテゴリが違っていないか(例:FX Majors / Minors / Others)
– 口座タイプ・サーバーが正しいか
– 一度アプリを再起動して再ログインする
これらを確認してみてください。
5-2. Android版 MT4/MT5 での銘柄追加方法
操作の流れはiPhone版とほぼ同じです。
1. 画面下の「気配値」タブをタップ
2. 右上または右下にある「+」アイコンをタップ
3. シンボルグループ一覧からカテゴリを選ぶ
4. 追加したい銘柄をタップして「+」状態にする
すでに「気配値」にある銘柄を削除しすぎてしまった場合も、
この手順で再追加できます。
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6. 銘柄自体が廃止・名称変更されている可能性
XMに限らず、FX・CFD業者では、市場環境の変化や流動性低下などにより
一部のシンボルが廃止・統合・名称変更されることがあります。
6-1. 廃止・統合の例
– 流動性が著しく乏しいマイナー通貨ペアが提供停止になる
– 似たような株価指数CFDが統合される
– CFD銘柄のティッカー(シンボル名)が変更される
こうした場合は、「すべて表示」をしても、旧シンボルは二度と出てきません。
6-2. 対応方法
– XMからのメール配信やお知らせ(News)を確認
– XM公式サイトの「取引商品」一覧から、
代替となる通貨ペア・CFD銘柄がないかを探す
– 同じような値動きをする他の銘柄に切り替える
長期間取引していなかった銘柄を再度探したときに見つからない場合は、
このパターンを疑ってみましょう。
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7. それでも通貨ペアが見つからない場合の確認リスト
ここまでの内容を踏まえ、「まだ目的の通貨ペアが見当たらない」という場合は、以下を順にチェックしてみてください。
1. PC版なら「すべて表示」を実行したか
2. MT5ならシンボルグループを開いて有効化したか
3. スマホアプリなら「+」からカテゴリを選んで追加したか
4. ログインしている口座番号・サーバーは合っているか
5. 口座タイプが、その銘柄の提供対象か確認したか
6. 取引時間外・休場ではないか
7. XMのお知らせで、その銘柄が廃止・変更されていないか
これを一つずつ潰していけば、「表示されない原因」はほぼ必ず特定できます。
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8. トラブルを未然に防ぐためのちょっとしたコツ
今後「通貨ペアがない!」と慌てないために、いくつかの予防策も押さえておきましょう。
8-1. よく使う通貨ペアは削除しない・並べ替えで整理
– EURUSD / USDJPY / GBPJPY など、よく使う通貨ペアは削除しない
– 不要な銘柄だけを削除し、残したいものだけを上の方に並べる
– MT4/MT5の気配値表示で「ドラッグ&ドロップ」による並べ替えを活用
こうしておくと、誤操作による削除リスクを減らせます。
8-2. 取引時間と口座仕様は一度じっくり確認しておく
– 自分がメインで取引する時間帯に、
その銘柄が本当に「開いているか」
– 今使っている口座タイプ(マイクロ / スタンダード / Zero / 極)で、
どの銘柄が提供されているか
一度まとめて把握しておくと、「なぜ今出てこないのか」をすぐ推測できるようになります。
8-3. 不明点はサポートに問い合わせる
どうしても分からない・エラーの可能性がありそうなときは、
XM日本語サポートに問い合わせるのが最速です。
– 口座番号
– 使用プラットフォーム(MT4 / MT5 / PC / スマホ)
– 表示されない通貨ペア名(例:EURJPY など)
– 試した対処法(すべて表示/再ログインなど)
これらを具体的に伝えると、スムーズに確認してもらえます。
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まとめ
XMの気配値表示から通貨ペアや銘柄が見つからないときの多くは、
– 表示設定の問題(すべて表示していない、グループを開いていない)
– 口座タイプ・サーバー違い
– 取引時間外や銘柄廃止の見落とし
といった「設定や仕様の理解不足」が原因です。
まずは、
1. PCなら「すべて表示」
2. スマホなら「+」から追加
3. 口座タイプとサーバーの確認
この3つを順にチェックしていけば、大半のトラブルは数分で解決できます。
一度仕組みを理解しておけば、今後別の銘柄で同じ現象が起きても、落ち着いて対処できるはずです。XMでの取引をストレスなく続けるために、ここで紹介したポイントをぜひ実践してみてください。


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