XM公式アプリは、人気海外FX業者XMが提供する純正スマホアプリであり、MT5とはまったく別の使い勝手と機能を持っています。この記事では、実際の使用感をもとに、XM公式アプリの魅力と、MT5アプリとの違いを徹底的に解説します。どちらのアプリをメインに使うべきか迷っている方や、「とりあえずスマホで完結させたい」というトレーダーに役立つ内容です。
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XM公式アプリ徹底レビュー:まず押さえるべきポイント
XMのスマホ取引環境は大きく分けて2種類あります。
– XM公式アプリ(XMが自社開発・運営するアプリ)
– MT5(MetaQuotes社の汎用トレードプラットフォーム)
両者は「同じXM口座でログインして使える」という共通点はあるものの、設計思想や得意分野がかなり違います。
XM公式アプリを一言でいえば、
> 「口座管理・入出金・取引を1つにまとめた“オールインワン型”アプリ」
に対して、MT5は
> 「チャート分析機能に特化した“プロ仕様の汎用トレードアプリ”」
というイメージです。
ここから、それぞれの特徴や、どんなトレーダーに向いているかを詳しく見ていきましょう。
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XM公式アプリとは?基本機能と特徴
1. 口座管理と取引が1つのアプリで完結
XM公式アプリ最大のメリットは、以下のような操作がすべてアプリ内で完結することです。
– 新規口座開設
– 本人確認書類のアップロード
– 口座の追加開設(MT4口座・MT5口座の複数運用など)
– レバレッジ変更
– ボーナスの確認
– 入金・出金の操作
– 取引状況の確認(残高・証拠金・有効証拠金・ロスカット水準など)
– そのままワンタップで注文・決済
PCを立ち上げなくても、スマホだけでXMのほぼすべてが完結する設計になっているため、
「移動中・スキマ時間にさっと取引や管理をしたい」というユーザーには非常に便利です。
2. シンプルで直感的なインターフェース
XM公式アプリは、FX初心者でも迷わないようUIがかなりシンプルに設計されています。
– 通貨ペア一覧が見やすく、タップで即チャート表示
– 「売り」「買い」のボタンがはっきり分かれている
– ロット(取引数量)の設定がスライダーや数字入力で簡単
– 損切り・利確ラインも視覚的に把握しやすい
MT5のように「最初はどこを触ればいいのか分からない」ということがほとんどありません。
その反面、後述するように、細かなカスタマイズ性やインジケーターの種類ではMT5に劣る面もあります。
3. XM独自の情報やサービスにすぐアクセス
XM公式アプリならではの強みとして、XM独自コンテンツとの連携があります。
– 経済指標カレンダー
– マーケットニュース
– XMのキャンペーン情報(ボーナス、取引コンテストなど)
– セミナーやウェビナー情報へのアクセス
「情報収集 → 口座管理 → 取引」という一連の流れがすべて1つのアプリの中で完結するため、
特に裁量トレード派には使い勝手が良い設計です。
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XM公式アプリとMT5の違い【機能面比較】
ここからは、XM公式アプリとMT5の違いを、「何ができて、何ができないのか」という観点で具体的に見ていきます。
1. チャート機能:シンプル派か、分析ガチ勢か
XM公式アプリのチャート
XM公式アプリのチャートは、
– 時間足:主要な時間軸(1分足〜日足程度)は用意
– インジケーター:必要最低限(移動平均線・RSI・MACDなど、よく使う定番系)
– 描画ツール:トレンドライン、水平線など基本的なもの
「最低限の分析はスマホでやりたい」レベルなら十分な機能です。
ただし、
– オリジナルインジケーターの追加
– 複雑なマルチタイムフレーム分析
– インジ同士の組み合わせカスタマイズ
といった高度なテクニカル分析を行いたい場合は、物足りなさを感じるでしょう。
MT5のチャート
一方、MT5はもともとプロトレーダーやシステムトレーダーを想定して作られたプラットフォームのため、
– 豊富なインジケーター(標準でもかなり多い)
– カスタムインジケーターの導入
– 複数チャートの同時表示
– インジ・オブジェクトの細かい設定・保存
など、分析面ではXM公式アプリを大きく上回ります。
スマホ版MT5でもPC版ほどではないものの、インジケーターの数や描画の自由度は高めです。
まとめると:
– 「ざっくり流れを見て、カンタンな裁量エントリーをしたい」→ XM公式アプリで十分
– 「テクニカル分析にこだわりたい・シビアなエントリーポイントを探したい」→ MT5がおすすめ
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2. 注文機能:スピードと種類
XM公式アプリの注文
XM公式アプリは、とにかく操作がシンプルでスピーディーです。
– 成行注文:ワンタップで即発注
– 指値・逆指値:チャート上からも設定しやすい
– 損切り・利確:価格指定やpips指定が分かりやすい
スキャルピングやデイトレをする上でも、ストレスを感じにくい設計になっています。
ただし、MT5で可能なような、
– 複雑な注文条件(OCOなどを組み合わせた高度な注文)
– アルゴリズム自動売買(EA)との連携
といった高度な発注は、公式アプリ単体では対応していません。
MT5の注文
MT5では、
– 成行
– 指値・逆指値
– ストップリミット注文
など、注文の種類が豊富で、
PC版でEA(自動売買)を利用する場合は、スマホのMT5アプリでポジション状況を監視・調整することも可能です。
結論として:
– シンプルな裁量トレードならXM公式アプリで快適
– 多様な注文種類や自動売買を視野に入れるならMT5が優位
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3. 口座管理・資金管理:圧倒的にXM公式アプリが便利
ここは明確に優劣が分かれるポイントです。
XM公式アプリの資金管理機能
XM公式アプリからは、
– 各種ウォレット・口座間の資金移動
– レバレッジの変更申請
– 入金方法の選択(クレカ、オンラインウォレット、銀行送金など)
– 出金申請やステータス確認
– ボーナス残高・ロイヤリティポイントの確認
などがワンタップで操作できます。
資金面の動きをリアルタイムで把握しながらトレードできるのは、精神的にも大きな安心材料です。
MT5の資金管理
MT5はあくまで「トレード専用プラットフォーム」です。
– 口座残高や証拠金状況の確認はできる
– しかし、入出金や口座設定変更は「XM会員ページ」にブラウザやXMアプリからアクセスしないとできない
そのため、MT5単体ではXMの資金管理は完結しません。
この点だけ見れば、スマホ運用を前提とするならXM公式アプリの使い勝手は段違いです。
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XM公式アプリがおすすめの人・MT5がおすすめの人
XM公式アプリが向いているトレーダー
以下のような方には、XM公式アプリをメインに使うことをおすすめします。
– FX初心者で、まずはシンプルな環境から始めたい
– PCをあまり使わず、スマホ中心でトレードしたい
– 入出金やボーナス管理をよく確認する
– 短時間でサクッとチャートを見て、裁量でエントリー・決済したい
– 難しいインジケーターよりも、「値動きの流れ」をざっくり見て判断したい
「XMを初めて使う」「とりあえずスマホで完結させたい」という人は、まずXM公式アプリに慣れるのが合理的です。
MT5が向いているトレーダー
一方、次のようなトレーダーにはMT5が適しています。
– テクニカル分析をしっかり行いたい
– カスタムインジケーターを使いたい
– 将来的にEA(自動売買)を導入する可能性がある
– 複数通貨ペアや複数時間足を同時に監視したい
– PCとスマホを併用しながら本格的なトレード環境を作りたい
特に、中〜上級者を目指したい人や、分析にこだわりたい人は、どこかのタイミングでMT5にステップアップすることを視野に入れておくと良いでしょう。
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XM公式アプリとMT5を「併用」するのが最強パターン
実は、多くのXMユーザーは、どちらか一方ではなくXM公式アプリとMT5を併用しています。
それぞれの得意分野を組み合わせることで、非常に快適なトレーディング環境が作れるからです。
典型的な併用スタイルの例
1. XM公式アプリで
– 口座開設・レバレッジ設定
– 入金・出金・ボーナス確認
– 残高・証拠金状況の管理
2. MT5で
– 本格的なチャート分析
– エントリーポイントの検討
– 実際の注文発注(もしくは、XM公式アプリ側で発注)
3. 外出時やサッと確認したいときはXM公式アプリから
– ポジションの確認・緊急決済
– 資金の移動や出金指示
このように、
– 管理・資金面 → XM公式アプリ
– チャート・分析・高度なトレード → MT5
と役割を分けておくと、どちらのアプリもストレスなく使いこなせます。
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安全性・信頼性の観点から見たXM公式アプリとMT5
ログイン・セキュリティ
XM公式アプリ、MT5ともに、
– ログインID・パスワード管理
– 通信経路の暗号化
といった基本的なセキュリティは押さえられています。
さらにXM公式アプリ側では、
– 公式サイトからの直接リンク
– XMサポートへの問い合わせ導線
が一体化しているため、フィッシングサイトや偽アプリを避けやすいというメリットもあります。
MT5は汎用プラットフォームのため、「XMを装った偽サーバー」などに注意が必要ですが、
XM公式アプリからログインすれば公式サーバーが自動的に選択されるため、初心者でも迷いにくい設計です。
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まとめ:自分のスタイルに合わせて賢く使い分ける
ここまで見てきたように、XM公式アプリとMT5にははっきりとした違いがあります。
– XM公式アプリ
– 口座管理・入出金・ボーナス確認まで含めた“オールインワン”
– UIがシンプルで初心者でも扱いやすい
– チャート機能・インジケーターは必要最低限
– MT5
– チャート分析機能が豊富で、プロ仕様の環境を構築可能
– カスタムインジやEAなど、発展性が高い
– 口座管理や入出金は別途XMの会員ページやアプリが必要
結論としては、
– 「スマホ1台で、簡単・安全にXMを使い始めたい」→ まずはXM公式アプリ
– 「分析にこだわり、本格的なトレードを目指したい」→ MT5の導入を検討
– 「両方のメリットを取りたい」→ XM公式アプリ+MT5の併用
という選び方がもっとも合理的です。
自分がいまどのレベルにいて、今後どのようなトレードスタイルを目指すのかを踏まえたうえで、
XM公式アプリとMT5をうまく使い分けていくことが、快適で効率的なトレード環境への近道になるでしょう。


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