XM トレーリングストップの使い方と驚きのメリットは、XMで取引をしているトレーダーなら必ず押さえておきたい重要なテーマです。値動きに合わせて自動的にストップロスを引き上げ(または引き下げ)てくれるこの機能は、「含み益を守りながら、利益を最大化する」ための強力な武器になります。しかし、仕組みを理解していないと、「せっかくの利益を取り逃がした」「いつの間にかトレーリングが解除されていた」といったミスにもつながります。
この記事では、XMのトレーリングストップの基本から、具体的な設定方法、注意点、活用テクニックまでを、初心者にもわかりやすく解説します。
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XMのトレーリングストップとは?基本の仕組みを理解しよう
まずは「トレーリングストップとは何か」をしっかり押さえておきましょう。
トレーリングストップの概要
トレーリングストップ(Trailing Stop)とは、価格が有利な方向に動いた分だけ、ストップロス(損切りライン)を自動で追従させる注文機能です。
– 買いポジションの場合:
価格が上がると、それに合わせてストップロスも一定距離を保ちながら切り上げられます。価格が下がり始めると、ストップロスはそれ以上は動かず、そこに当たった時点で決済されます。
– 売りポジションの場合:
価格が下がると、それに合わせてストップロスが下方向へ追従し、反転上昇してストップレベルに触れた時点で決済されます。
ポイントは「不利な方向には動かない」ということです。
これにより、
– 含み益を自動的にロックしつつ
– 利益の伸びる余地も残す
というバランスの良いリスク管理が可能になります。
XMで使えるトレーリングストップの種類
XMでは、MetaTrader4(MT4)およびMetaTrader5(MT5)のクライアントターミナルでトレーリングストップを設定できます。大まかに言うと:
– 口座サーバーではなく、クライアント端末側(PC)で動作
– 各ポジションごとに「ポイント単位」で距離を設定
この2点は後の注意点とも関わるので、覚えておきましょう。
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XM トレーリングストップの使い方と驚きのメリット【設定ステップ】
ここからは、実際にXMでトレーリングストップを設定する手順を具体的に見ていきます。
(説明はMT4をベースにしていますが、MT5でもほぼ同様です)
1. まずは通常通りにポジションを保有する
トレーリングストップは「すでに持っているポジション」に対して設定します。
1. 通常どおり、新規注文を発注しポジションを建てる
2. そのポジションが「気になる方向」に動き出した段階で、トレーリングストップを検討する
※最初からトレーリングストップを入れることも可能ですが、多くのトレーダーは「ある程度含み益が出てから」設定することが多いです。
2. MT4/MT5の「ターミナル」画面でポジションを右クリック
1. MT4(またはMT5)画面下部の「ターミナル」→「取引」タブを開く
2. トレーリングを設定したいポジションの行で、右クリック
3. 表示されたメニューの中から「トレーリングストップ」を選択
この時点では、まだ具体的な値は設定されていません。
3. トレーリングの距離(ポイント数)を設定
「トレーリングストップ」をクリックすると、いくつかのプリセット値と「カスタム」が表示されます。
– 例:15ポイント、20ポイント、25ポイント、…、カスタム
ここで注意すべきなのは「ポイント」と「pips」の違いです。
– 多くの主要通貨ペアは「小数点第5位」まで表示されていることが多い
– この場合、
– 1pips = 10ポイント
– 例:15ポイント ≒ 1.5pips
カスタムを選ぶと、自分で任意のポイント数を設定できます。
スキャルピング気味のトレードなら狭め、スイングやデイトレなら広めに設定するなど、自分のスタイルに合わせて調整しましょう。
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実例でイメージするXMトレーリングストップの挙動
抽象的な説明だけではイメージしづらいので、簡単な例で確認します。
買いポジションの例
– USD/JPYを「150.00」で買い
– トレーリングストップを「50ポイント(約5pips)」で設定したとします
1. 初動では、価格が150.00から150.03程度まで動いたくらいでは、トレーリングストップはまだ発動しません。
(多くのMTでは、指定したポイント分の利益が出て初めて動き始めます)
2. 価格が150.05まで上昇した時点で、トレーリングストップが動き出し、
– ストップロスが「149.55」→「149.60」へと自動で切り上がるイメージです
(実際の初期ストップ位置は自分の設定によります)
3. さらに価格が150.20まで上昇すると、トレーリングストップも連動して、
– ストップロスは「150.15」付近まで引き上げられ、
この段階で、もし急落が起きても「少なくとも5pips程度の利益は確保」できる状態になります。
4. その後、価格が反転して150.15まで下落すると、
– トレーリングストップにかかり、ポジションは自動決済
– 最大は150.20まで伸びたものの、150.15で利益確定となる
このように、「上昇トレンド中は利益を伸ばし、不利な動きに転じたところで自動的に決済される」わけです。
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XM トレーリングストップの使い方と驚きのメリット:何がそんなに良いのか?
では、この機能を使うと、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
メリット1:チャートに張り付かなくても利益を守れる
最も大きなメリットは、「常に画面を見ていなくても、利益を確保しやすくなる」点です。
– トレンドが出ているときは利益を伸ばし続ける
– 反転のサインを自分の目で確認しなくても、自動で損切り・利確が行われる
仕事中や就寝中、あるいは長時間チャートを見ていられないトレーダーにとって、安心感のあるリスク管理手段になります。
メリット2:感情的な判断を減らし、ルールに従ったトレードがしやすくなる
トレードで難しいのは、「どこで利確するか」という判断です。
– 「もっと伸びるかも」と欲張って利確を先送りしてしまう
– 「反転しそうで怖い」と早めに手仕舞ってしまい、結果として利益を削ってしまう
トレーリングストップをあらかじめ設定しておけば、
「ここまではリスクを許容し、ここから先は機械的に追従させる」というルールを強制できるため、感情に左右されにくくなります。
メリット3:損小利大のトレードを自然に実現しやすい
損失を小さく、利益を大きくする「損小利大」は、勝ち組トレーダーに共通する考え方です。
– 最初に設定した損切り幅は限定的
– トレーリングストップによって、利益方向へはどんどん伸ばしていく
この組み合わせによって、勝率が50%前後でも、トータルでプラスに持っていきやすくなります。
特にトレンドフォロー型の手法と相性が良いです。
メリット4:XMのボーナスや高レバレッジと組み合わせると効率アップ
XMの特徴として、
– 豊富なボーナス(口座開設ボーナス、入金ボーナスなど)
– 高いレバレッジ(最大1000倍口座など)
といった魅力がありますが、レバレッジをかけた取引では、リスク管理が一層重要になります。
トレーリングストップを併用することで、
– レバレッジを活かして大きめにポジションを取りつつも
– 不利な方向へのリスクを常にコントロールし
– 有利なトレンドには自動で乗り続ける
というバランスの良い運用がしやすくなります。
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XMトレーリングストップ利用時の注意点・デメリット
便利な機能である一方、仕組みを理解しておかないと「思った通りに動いていない」というトラブルも起こりがちです。
注意点1:PC版MT4/MT5が起動していないと動作しない
XMのトレーリングストップは「サーバーではなく、クライアント端末側で動く」仕様です。そのため:
– PCのMT4/MT5を閉じてしまうと、その時点でトレーリングの更新はストップ
– すでに移動済みのストップロスはサーバーに保存されていますが、その後の追従は行われません
解決策としては、
– 重要なポジションを動かすときは、できるだけPCを起動しておく
– ある程度まで利益が伸びたら、トレーリングで移動したストップを「固定のストップロス」として再設定する
– VPS(仮想専用サーバー)を利用して24時間MTを稼働させる
といった方法があります。
注意点2:トレーリング幅を狭くしすぎると「ノイズで刈られる」
トレーリング幅(距離)をあまりに小さく設定すると、以下のような問題が起きがちです。
– 通貨ペアの通常の値動き・スプレッドで簡単にストップにかかってしまう
– 大きなトレンドを狙っていたのに、「ちょっとした押し目」で決済されてしまう
ボラティリティ(値動きの大きさ)が高い通貨ペアや、経済指標発表前後などは特に注意が必要です。
平均的な値動きや、自分のトレードスタイルに合わせて、
– スキャル:5~15pips程度
– デイトレ:15~50pips程度
– スイング:50pips以上
など、ある程度の目安をもって設定すると良いでしょう(あくまで一例です)。
注意点3:ギャップ(窓開け)や急変動時には「理論値より悪い価格」で約定する可能性
トレーリングストップを含むストップ注文全般に言えることですが、相場が急変した場合、
– ストップロスが指定されている価格より
– 実際の約定価格が不利な方向に滑る(スリッページ)
ことがあります。
ギャップが生じやすいのは、
– 週明け(月曜の市場オープン)
– 重要経済指標や要人発言直後
– 流動性が低い時間帯
などです。トレーリングストップを過信しすぎず、「リスクは100%コントロールできるわけではない」ことも頭に入れておきましょう。
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XM トレーリングストップを上手に使うための実践テクニック
ここからは、もう一歩踏み込んで「どう使えばより効果的か」を解説します。
テクニック1:まずは通常のストップロス+利確目標を設定しておく
トレーリングストップに頼り切りにせず、
– 最初に「損切りライン」と「ある程度の利確目標(指値)」を決めて発注
– その後、価格が有利な方向に進んできたら、トレーリングストップを追加
という2段構えをおすすめします。
これにより、
– 想定外の急変動が起きても、致命傷を避けやすい
– 自分のシナリオ通りに動いたときは、トレーリングでさらに利益を伸ばせる
といったバランスの良い運用ができます。
テクニック2:トレーリングの幅を「テクニカル指標」と連動させる
感覚的にポイント数を決めるのではなく、
– ATR(Average True Range)で平均的な値動き幅を測り、その1~2倍を目安にする
– 直近の高値・安値、移動平均線など、「サポート/レジスタンス」付近にストップが来るように幅を調整する
など、テクニカルに基づいて設定すると、ノイズに振り回されにくくなります。
テクニック3:XMの複数口座で「スタイル別」に使い分ける
XMでは複数の取引口座を開設できます。
これを活かして、
– 口座A:短期デイトレ専用(やや狭めのトレーリング)
– 口座B:スイング専用(広めのトレーリング+大きなトレンド狙い)
といったように、トレーリングストップの使い方をスタイルごとに分けてしまうのも有効です。
口座ごとにルールを明確にしておけば、自分の中の迷いも減り、再現性の高いトレードにつながります。
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まとめ:XMトレーリングストップで「守りながら攻める」トレードを
XMのトレーリングストップは、
– 含み益を自動で守りながら
– トレンドが続く限り、利益を伸ばす余地を残し
– 感情に左右されないルールベースのトレードを助けてくれる
非常に強力な機能です。
一方で、
– PC版MT4/MT5が起動していないと追従が止まる
– トレーリング幅が狭すぎるとノイズで狩られる
– 急変動時には滑りが発生することもある
といった注意点も存在します。
これらの特徴を正しく理解し、
1. まずはデモ口座や少額で挙動を確認する
2. 自分のトレードスタイルに合ったトレーリング幅を検証する
3. 通常のストップロスや利確注文と組み合わせて、「守りを固めたうえで攻める」
というステップを踏むことで、XM トレーリングストップの使い方と驚きのメリットを最大限に活かすことができます。
「どこで利確すべきかいつも悩んでしまう」「画面に張り付き続けるのが難しい」と感じているなら、トレーリングストップはあなたのトレードを一段階引き上げてくれるはずです。


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