XMピプス完全ガイド:1pips利益早見表【必見】を理解しておくと、XMでのトレード判断が一気にクリアになります。特に「1pips動いたら自分はいくら得する(または損する)のか?」を即座にイメージできるかどうかは、ロット数の調整や損切り幅の設計に直結します。
この記事では、XMでFXトレードをするうえで必須となる「ピプス(pips)」と「1pipsあたりの利益・損失」の考え方を、初心者でもわかるように徹底的に解説し、最後に実用的な1pips利益早見表も掲載します。
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XMピプス完全ガイド:まず「pips」とは何か?
FXでいう「pips(ピプス)」は、為替レートの最小単位を表す値で、多くの通貨ペアでは小数点第4位=1pipsとして扱われます。
– 例:EURUSD
– 1.0800 → 1.0801 に動いた:0.0001=1pips上昇
– 1.0800 → 1.0795 に動いた:0.0005=5pips下落
ただし、通貨ペアによって基準となる桁が違う点に注意が必要です。
通貨ペア別のpipsの基本ルール
– USDJPYやEURJPYなどの「××JPY」ペア
– 通常レート例:151.23
– 小数点第2位(0.01)が1pips
– 151.23 → 151.24 は 1pips
– EURUSD、GBPUSD、AUDUSD など多くのドルストレート
– 通常レート例:1.08542(XMでは小数点第5位まで表示)
– 小数点第4位(0.0001)が1pips
– 1.0854 → 1.0855 が 1pips
XMの取引画面では、さらに細かい「ポイント(0.1pips)」まで表示されますが、損益計算や戦略を考えるときはpips単位で考えるのが基本です。
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XMでの1pipsの価値はどう決まる?
1pipsあたりの利益(または損失)は、主に次の3つで決まります。
1. 通貨ペア(USDJPYかEURUSDかなど)
2. ロットサイズ(何ロットで取引しているか)
3. 口座の通貨(JPY口座、USD口座など)
仕組みはシンプルで、「1ロット=基準数量」から1pipsあたりの金額が算出されます。
XMのロットサイズの基本
XMのFX口座では、一般的に以下が基本単位です(スタンダード口座の場合)。
– 1ロット = 100,000通貨
– 0.10ロット = 10,000通貨
– 0.01ロット = 1,000通貨
この「取引数量 × 1pipsのレート差」が、そのまま損益に直結します。
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1pips利益の計算式をおさえよう
ドルストレート(EURUSDなど)の計算イメージ
例:EURUSDを1.0800で1ロット買い、1.0810で決済(10pips上昇)した場合
– 1pips = 0.0001ドル
– 10pips = 0.0010ドル
– 価格差 = 0.0010ドル × 100,000通貨 = 100ドルの利益
したがって、
– EURUSD 1ロットの1pips ≒ 10ドル
– 0.1ロットなら 1pips ≒ 1ドル
– 0.01ロットなら 1pips ≒ 0.1ドル
円絡み(USDJPYなど)の計算イメージ
例:USDJPYを150.00で1ロット買い、150.10で決済(10pips上昇)した場合
– 1pips = 0.01円
– 10pips = 0.10円
– 価格差 = 0.10円 × 100,000通貨 = 10,000円の利益
つまり、レートが150円近辺の場合は、
– USDJPY 1ロットの1pips ≒ 1,000円
– 0.1ロットなら 1pips ≒ 100円
– 0.01ロットなら 1pips ≒ 10円
レートが140円でも160円でも、「1pipsあたり約1,000円(1ロット)」という感覚で大きくズレることはありません。
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【早見表】XMでの1pips利益・損失目安
ここからが本題の「1pips利益早見表」です。
※あくまで「目安」であり、正確な数値は通貨ペアのレートや口座通貨によって微妙に前後します。
USDJPY(円口座想定)の1pips利益早見表
前提:レート150円前後、スタンダード口座、JPY口座
| ロット数 | 通貨数量 | 1pipsあたりの値動き | 1pipsの利益・損失目安 |
|———-|————|———————-|————————|
| 0.01ロット | 1,000通貨 | 0.01円 | 約 10円 |
| 0.05ロット | 5,000通貨 | 0.01円 | 約 50円 |
| 0.10ロット | 10,000通貨 | 0.01円 | 約 100円 |
| 0.50ロット | 50,000通貨 | 0.01円 | 約 500円 |
| 1.00ロット | 100,000通貨| 0.01円 | 約 1,000円 |
イメージしやすくまとめると、
– 0.01ロット:1pips ≒ 10円
– 0.10ロット:1pips ≒ 100円
– 1.00ロット:1pips ≒ 1,000円
この関係さえ頭に入れておけば、損切り幅とリスク金額をすぐに結びつけられます。
EURUSD(円口座/ドル建て損益の円換算)
EURUSDは本来ドル建てで損益が出ますが、JPY口座の場合はそれを円換算したイメージになります。
ここでは1ドル=150円程度でざっくりとした目安を出します。
EURUSDの基本:
– 1ロットの1pips ≒ 10ドル
– 10ドル × 150円 = 1,500円
| ロット数 | 1pipsあたりの利益(ドル) | 円換算目安(1ドル=150円) |
|———-|—————————-|—————————–|
| 0.01ロット | 約 0.10ドル | 約 15円 |
| 0.05ロット | 約 0.50ドル | 約 75円 |
| 0.10ロット | 約 1.00ドル | 約 150円 |
| 0.50ロット | 約 5.00ドル | 約 750円 |
| 1.00ロット | 約 10.0ドル | 約 1,500円 |
ざっくり感覚としては、
– USDJPYより 若干大きめ(1ロットで1pips約1,500円程度)
– ロット数を上げるほど影響も急激に増える
というイメージを持っておくとよいでしょう。
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XMピプス完全ガイド:ロットと損切り幅の具体的イメージ
「1pipsあたりいくらか」がわかると、リスク金額から逆算してロット数を決めることが可能になります。
例1:USDJPYをトレード、許容損失を3,000円に抑えたい
– 許容損失:3,000円
– 想定損切り幅:30pips
– USDJPY 1pips(1ロット) ≒ 1,000円
このとき、1ロットだと
30pips × 1,000円 = 30,000円の損失となり、許容範囲を大きくオーバー。
そこでロット数を調整します。
– 0.1ロットなら
1pips ≒ 100円 → 30pipsで約3,000円
→ ロット数0.1が妥当
このように、
> 「許容損失金額 ÷(1pipsあたりの金額 × 損切り幅pips)=ロット数」
という形で、安全なロットを計算できます。
例2:EURUSDで50pips狙い、1回の損失は5,000円まで
– 許容損失:5,000円
– 想定損切り幅:25pips
– EURUSD 1pips(1ロット) ≒ 10ドル ≒ 1,500円(1ドル=150円想定)
1ロットの場合
25pips × 1,500円 = 37,500円の損失見込み → リスク過大
0.1ロットの場合
1pips ≒ 150円 → 25pipsで約3,750円 → 許容内
0.15ロットに引き上げると
1pips ≒ 225円 → 25pipsで約5,625円 → 許容ギリギリ超え
結論:0.10〜0.13ロット程度が現実的な範囲、という判断ができます。
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XMでpipsを把握するメリット
XMピプス完全ガイドの知識を押さえることで、次のような実務的メリットがあります。
1. 「なんとなくトレード」から卒業できる
pipsを金額に変換して考えられるようになると、
– 「このエントリーで、負ければ最大いくら失うのか」
– 「この目標まで伸びれば、いくら利益になるのか」
を事前に数値で把握でき、計画性のあるトレードに近づきます。
2. ロットの張り過ぎを防げる
1pipsあたりの金額が頭に入っていないと、
– 少しの値動き(10〜20pips)で、予想以上の損失を被る
– ロスカット寸前まで含み損を抱え、メンタルが崩れる
といった事態を招きやすくなります。
あらかじめ「1pips=いくらか」を把握しておけば、メンタル面でも落ち着いてトレードできます。
3. 複数通貨ペアでも共通のものさしが持てる
– USDJPYでは1pips≒100円(0.1ロット)
– EURUSDでは1pips≒150円(0.1ロット)
この程度までイメージできれば、「どの通貨ペアに、どれぐらいのロットを振り分けるか」の判断がスムーズになります。
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自分専用の「XM 1pips利益早見表」を作るコツ
この記事の早見表はあくまで「代表的な通貨」と「大まかなレート」を前提にしたものです。実戦では、以下のやり方で自分専用の早見表を作ると非常に便利です。
1. よく取引する通貨ペアを3〜5つに絞る
– 例:USDJPY、EURUSD、GBPUSD、XAUUSD(ゴールド)など
2. それぞれの通貨ペアについて、
– 1ロット=何通貨か(XMの口座仕様を確認)
– 1pips=レート上どのくらいの差か(0.01 or 0.0001 など)
– 1ロットの1pips≒いくらか(口座通貨で)
3. 0.01〜1.00ロットくらいまでの5〜7パターンを表にまとめる
– Excelやスプレッドシート、ノートでもOK
– 「ロット数」「1pips金額」「10pips」「30pips」「50pips」の列を作ると便利
4. メモを印刷してモニター横に貼る、スマホのメモアプリに保存するなどしていつでも参照できる状態にする
これを一度やっておくと、以降のトレードで迷う場面が大幅に減ります。
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まとめ:XMピプス完全ガイドを活かして「数字で管理するトレード」へ
この記事で取り上げたポイントを整理すると、次のようになります。
– pipsは為替レートの変動を表す最小単位で、多くの通貨ペアで小数点第4位(JPY絡みは第2位)が1pipsに相当
– XMでは、スタンダード口座の1ロット=100,000通貨が基本
→ そこから1pipsあたりの金額が計算できる
– USDJPY 1ロット:1pips ≒ 1,000円(0.1ロットで約100円)
– EURUSD 1ロット:1pips ≒ 10ドル → 円換算で約1,500円前後(レートにより変化)
– 「許容損失金額 ÷(1pips金額 × 損切りpips)」で、適切なロット数を逆算できる
– 自分がよく使う通貨ペアについて、1pips利益早見表を自作しておくと、ロット管理が格段に楽になる
XMで安定してトレードを続けていくためには、「チャートの形」だけでなく、「pipsと金額の関係」を常に意識することが欠かせません。
1pipsの重みを正しく理解し、自分の資金やリスク許容度に合ったロット設定で、数字に基づいたトレードを組み立てていきましょう。


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